看護師の転職時、好感を持たれ採用される志望理由・退職理由は?

丸をする医師

看護師が転職を考える理由は、人それぞれです。

しかし、転職活動において素直に志望理由、退職理由を伝えてしまうと、採用側に悪い印象を与えてしまい、結果として不採用となってしまう可能性があります。

そこで今回は、好感を持たれやすい志望理由・退職理由について考えていきます。

好感を持たれる志望理由

せっかく転職するのですから、採用側から好感を持たれる志望理由を話したいですよね。
そこで、好感を持たれる志望理由について、考えていきましょう。

長く働ける環境が整っている

採用側が重視している点の一つに、「長く働いてくれるか」という点があげられます。
そこで、自分が転職するにあたり、長く働くためのポイントを上げ、そのポイントと転職先が一致していることをアピールすると、好感が持たれます。
例えば未就学児がいるナースの場合、「貴院では24時間院内保育所が整備されており、病児・病後保育も職員は優先して使用することができます。

子どものことを気に掛けることなく、勤務中は仕事に集中できる環境が整っていることから、貴院で仕事と子育てを両立させ、自分の子育てが一段落したら、今度は自分がしてもらったように、次の子育て世代を支えることで、長く貴院で働けたらと考えています」
というように、自分の希望する制度が整っていることで長く働きたいということをアピールすることが大切です。

看護師としてより成長したい

採用側が、長く働いてくれるかとともに重視しているのは、「即戦力になるか」という点です。
看護師を採用するということは、それだけ看護師が足りない、ということを示しています。

よって、採用したら即戦力として働いてくれる人を望んでいるのです。
この「即戦力になるか」という点は、ただ単に看護師としての経験が多いかどうか、という点ではありません。
経験が少なくとも、「より看護師として成長したい」と考えている看護師の場合は、素直に指導を受け入れることができるため、成長も早く、即戦力として働けるようになります。

一方、ただ看護師としての経験を積んでいるだけの場合は、転職後、指導を受けたとしても「前の職場ではこうだったのに」となかなか受け入れることができず、結果新しい職場で孤立し、即戦力にはなれません。

よって、志望理由として「この職場で、看護師としてより成長したい」とアピールすることが大切となります。

資格を取りたい

認定看護師や専門看護師など、日本看護協会が主催している資格の他に、今は各学会などが、より専門的な看護を提供できるようにと、様々な資格を主催しています。
看護師としてより成長するための方法として、この資格取得を目指している方は多いかと思いますが、この資格取得を職場側がサポートしてくれるので志望した、というのも、好感を持ってもらえる志望理由です。
特に、資格取得のために一定期間通学が必要な場合など、より体力的、そして金銭的に取得が難しい資格については、職場側も資格取得サポートを行うことで、より長く職場のために働いてもらいたいという考えがあります。
よって、資格を取得するために志望した、となると「より長く働いてくれそうだ」と思ってもらえるために、好感が持たれやすいのです。

好感を持たれる退職理由

転職するにあたっては、ほぼ必ずといっていいほど、どの職場においても「面接」があります。

面接においては、なぜ志望したのかという理由のほかに、なぜ前職を辞めることになったのかについての退職理由を聞かれることも多くなっています。
そこで、好感を持たれる退職理由をご紹介します。

自分の非を認める

仕事を辞めるにあたっては、職場側にも様々な理由がありますが、一方で自分側の都合も出てくるものです。

そのため、退職理由を話すにあたっては、職場に対する不満だけでなく、自分の非も話すことで、「この反省点を活かし、次の職場では長く働けるように頑張りたい」というアピールにつなげることが大切です。

例えば、卒後1年で転職を決意した場合は、「新卒として入職しましたが、先輩たちとのコミュニケーションをうまく取ることができず、看護師としての指導を十分に受けることができませんでした。
貴院へ転職し、前職で学んだ反省点を踏まえ、先輩たちと円滑なコミュニケーションをとることで、看護師として成長できるように頑張りたい」と、非を認めつつ、次の職場では頑張りたいという意思を伝えることで、良い印象を与えることができます。

職場側の非だけを伝えない

どんな職場であっても、職員全員が全く不満を持たない職場はありません。

子育てに優しい職場だ、としている職場では、子育て中のナースにとってはありがたいかもしれませんが、その分子育てをしていないナースに負担が行くことになります。

ブランクのある看護師さんも積極的に採用しています!としている職場では、ブランクのある看護師さんへの指導に多くの職員が携わった結果、現場の看護師が足りなくなり、忙しくなってしまいます。

このように、全ての職員が平等に不満を持たない、というのは難しいのが現状なのです。

それにも関わらず、退職理由について「前の病院はここがダメ、あそこがダメ」と職場側の非ばかりをアピールしてしまうと、「うちの職場に来た時も、いろいろな非を見つけて、結局すぐにまた退職してしまいそうだ」と考えられてしまう可能性があります。

よって、退職理由を言う場合には、職場側の非だけで終わらせないように注意しましょう。

長く続けたかったけれど、ダメだったという理由を話す

退職・そして転職は、心身ともに大変な作業なので、ほとんどの看護師さんは、できることなら同じ職場で長く働きたいと考えているはずです。

よって、転職するにあたっては、なぜ転職をしなくてはいけなかった、という点を、退職理由にて話すことで、好感を持たれやすくなります。

例えば、
「認定看護師の資格を取得したかったけれど、全く関係ない部署へ配属されてしまい、再度異動を申請しましたが、職場側の都合にて却下されてしまいました。

私は看護師になると決めた時、同時に認定看護師になりたいという夢がありました。

貴院では私の希望する部署に特に力に入れており、認定看護師になるための支援も充実していることから、貴院に転職し、自分の夢をかなえたいと思いました」というように、「前の職場で働き続けるために、こんな努力をしたけれど、これ以上勤務をつづけることは厳しいと感じ、転職した」という理由につなげることができれば、良い好感を与えることができます。

志望理由・退職理由をより明確にするために

ここまで、好感を持たれる志望理由・退職理由を挙げてきましたが、「自分に当てはめるのが難しい」と感じた方もいるかと思います。

ではなぜ、これらを自分に当てはめるのが難しいと感じてしまうのでしょうか?それには、こんな理由が考えられます。

なぜ、転職という結論になったかが、自分の中で明確でない

仕事上において問題が発生した時、「もう辞めて、新しい職場に行きたい」と思ってしまいがちです。

しかし実際にそこから転職に移行するのは、様々な問題が出てきます。
好感を持たれる志望理由・退職理由を出すには、「自己分析がどれだけできているか」に掛かっています。

この分析ができないと、「職場の非ばかりを責める」「ただなんとなく、新しい職場で働きたいと思った」など、相手に対して良い印象を与えられない理由となってしまいます。

自分の中で、「前の職場のどの部分に対して疑問を感じたのか」「自分で問題解決のために様どんな努力をしてきたのか」「本当に転職以外にその問題を解決できる方法はないのか」この3点をしっかり考えることができれば、自然と好感が持たれる志望理由・退職理由が出てくるはずです。

最後に

転職は、心身ともに大きな負担となる作業です。
私自身、転職にあたっては何回も泣きながら自分を振り返りました。
辛くても、良い印象を与えることができる志望理由・退職理由を導き出すことができた時、きっと自分の看護師としての将来も具体的にイメージすることができるはずです。
皆さんがより良い職場に出会い、看護師としてご活躍されることを祈っています!

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