子育て中の看護師が転職する場合、チェックしたいポイントとは?

妊婦と子供

看護師は女性が圧倒的に多い職場なので、産休・育休については比較的取りやすいといえます。

が、一方でいまだに子育てしながら仕事をするのは大変な環境であるといわざるを得ません。

そこで、子持ちの看護師が転職する場合、チェックしたいポイント、そして転職後、子育てと仕事を両立させるためにぜひ押させておきたいポイントについて、ご紹介します!

子育て中の看護師が転職先を決める際、チェックすべき項目はこれだ!

子育て中の看護師にとって、「子育てと仕事を両立できる職場」を探すことは、とても大変なことです。

そこで、特にチェックしたい項目について、まとめてみました。

働いている看護師の平均年齢

子育てに対して理解してくれているかどうかは、職場で働いている看護師の平均年齢である程度把握することができます。

例えば平均年齢が30代だと、子育て中の看護師が多い20代後半から30代の看護師が多いことを指しているため、子育てに対しても理解が得られやすい環境であるといえます。

一方で注意したいのが、ママナースがたくさん在籍している職場である場合、確かに子育てについて理解はしてくれるのですが、同じ学区内のママナースが仕事をしているため、学校の行事がある日には休み希望が重なってしまう恐れがあるので、近隣の職場を希望している場合には、この点は十分に注意しましょう。

また、平均年齢が40代以上と高い場合では、子育てをすでに終えている年代の看護師が多く在籍していることを意味しています。
すでに子育てを終えている看護師が多数在籍していれば、子育てに対しも理解がありますし、行事がある日にも勤務できる人がいるので、安心して休みを取得することができます。

反対に平均年齢が20代と若い場合は注意が必要です。
職員の平均年齢が若いと、20代の若い職員から「なんで私たちが子育てしているナースの負担を負わなくてはいけないんだ」と不満を持たれてしまいやすく、理解を得ることが難しくなり、その後の人間関係にも影響を及ぼしかねません。

よって、転職するにあたっては、働いている看護師の平均年齢を必ずチェックしておきましょう。

福利厚生がどれだけ整っているか

特に未就学児の子どもがいるママナースの場合、ぜひ利用したいのが「院内保育所」です。
待機児童問題が社会問題となっている今、看護師といえども希望する保育園に入れないというケースは珍しくありません。

そんな時、頼りになるのが「院内保育所」です。

中には夜勤時にも対応してくれる24時間体制の保育所を併設している職場や、病気をして通っている保育園や小学校が出席停止となってしまった時も代わりに保育してくれる、病児・病後保育制度がある職場もあります。

これらの施設は人数制限、もしくは常勤のみしか利用できないこともあるため、これらの福利厚生を使いたい場合には、自分の条件下でも利用できるかどうか、事前に確認するようにしましょう。

自分の希望はどれだけ通してもらえるか

子育て中のママナースには、子育てと仕事を両立させるために、仕事をする上で条件が出る場合もあります。

例えば夜勤は月3回までしか入れない。残業は17時30分までしかできない、といった場合です。
そうした条件に対し、職場がどれだけ対応してもらえるかという点も、転職する上で必ず確認しましょう。

中にははじめは大丈夫としていても、仕事をしていく中で徐々に条件がずれていってしまうこともあります。
そうしたことが起こらないようにするためにも、事前の確認は重要です。

子どもが体調不良となったとき、対応してもらえるか

子育てをしていると、子どもが急に体調を崩してしまうことなんて、もはや日常茶飯事です。

そういった時、急な休みを年休として扱ってもらえるかどうかも確認する必要があります。

事実、私が以前勤めていた職場では、子どもの体調不良にて当日欠勤した場合、代わりに休日としていた日に出勤しなくてはいけない、という決まりができてしまい、多くのママナースが戸惑っていました。

職場によってはこういったことも見られる可能性があるため、注意が必要です。

福利厚生が充実している場合は、自分の希望が通りにくい可能性も覚悟しておく

24時間の院内保育所や、病児保育はママナースにとって強い味方となってくれる施設です。

しかし一方で、これらの施設があるが故に、自分の希望が通らない、というケースも存在しています。

実際に私が以前勤めていた職場では24時間の院内保育所が完備されていたのですが、その保育所があることで、夜勤免除を希望していたママナースに対し、看護部長が「うちの保育所に預ければいいでしょ」と通達し、結局夜勤に入らざるを得ない状態となったケースがありました。

施設が充実していればいるほど、職場は気兼ねなく働いてくれることを希望します。
施設があるということの「デメリット」も十分理解した上で、働くようにしましょう。

子育て中の看護師が転職した後、抑えておきたいポイント

ここまで、転職先を選ぶにあたってチェックしたい項目についてご紹介してきましたが、実際に転職した後、職場の理解を得るために抑えておきたいポイントについて、まとめてみました。

子育てをしていない職員にも気を配る

子育てをしている看護師の中には、「子育てをしていない職員は、もっと子育てしている職員に協力するべき」と考えてしまっている方がいます。

しかし、職員にはそれぞれ、様々な事情があります。

周囲に伝えていないだけで、実はひそかに病気と闘っている人もいるかもしれませんし、ずっと不妊治療をしている人もいるかもしれません。

そうした人がいるかもしれないということを常に念頭におくよう、心がけましょう。

希望を通してもらっている分、できる限りのフォローはする

子育てと仕事を両立させるにあたっては、どうしてもある程度職場に対して希望を通してもらう必要があります。

しかし、ほとんどの看護師の職場は、誰かが必ずどの時間においても仕事をする必要があります。

つまり、自分が希望を出している分、その希望を通すために、他の職員がフォローしてくれているということになります。

自分が「子育てと仕事を両立させたい」という希望を通していることに対し、「周囲が協力して当たり前」と考えず、「自分の希望を通してくれている」事に対して感謝の気持ちを持ち、「希望を通してもらっている代わりに、できることはしよう」と思う気持ちが大切です。

例えば、夜勤の回数が制限されている代わりに、残業はある程度引き受けるようにする。
残業ができない代わりに、土日はなるべく出勤するようにする、などです。

子どもが病気となった時の対応方法を、複数個考えておく

子どもが病気になった時、側に付き添ってあげたいと思うのは親として当然のことです。

一方で、一度子どもが病気になってしまうと、医師の許可がでるまで保育園に預けることができなくなってしまうため、仕事との両立が厳しくなってしまいます。

いくら子育てに対して理解がある職場とはいえ、何日も連続して休んでしまうと、休みが明けてしまった後の関係も悪くなってしまうため、できるだけ避けなくてはいけません。

そこで、気兼ねなく休むこと以外にも、病児保育を利用する、周囲に住んでいる家族に協力を依頼するなど、病気となった時の対応方法を複数個考えておくことをお勧めします。

もし周囲に頼れる家族がいない場合には、病児保育やベビーシッターなど、頼れる場所を複数個用意しておくことが大切です。

最後に

看護師の仕事は、世間的にも忙しく、大変な仕事だとされています。
そんな中、子育ても両立させることは、並大抵の努力では務まりません。
大変なこともたくさんありますが、事前の準備によって、その大変さを軽減させることは可能です。
自分ひとりですべてを背負いこまず、職場や民間サービスを上手に利用することをお勧めします!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする