転職に失敗した看護師から学ぶ、失敗しない転職とは?

失敗で悩む看護師

転職は、人生の中でも大きな出来事です。

しかし色々と考え、自分で納得した上で転職したはずの看護師の中には、「こんなはずじゃなかった」と思ってしまう人も、残念ながら少なくありません。

そこで、今後転職を検討している皆さんがそういった失敗をしないためにも、転職に失敗してしまった看護師から、失敗しない転職をするためのポイント、そして、失敗しないために転職するにあたり抑えておきたいポイントについて、ご紹介します!

転職に失敗した看護師が見落としていたポイント

転職に失敗してしまった看護師は、どのポイントを見落としてしまっていたのでしょうか?

多くの看護師さんが見落としてしまいがちのポイントについて、それぞれ詳しくみていきましょう。

転職に関する情報を、積極的に集めていなかった

看護師の転職において重要なポイントの一つに、「どれだけ多くの情報が集められるか」があります。

例えば、同じ職場の求人情報であっても、A社では「4週8休!有休消化率100%」と掲載されているのに対し、B社は「子育てに優しい職場です!」と、違うPRをしていることもあります。

この場合、確かに4週8休取れて、有休消化も100%かもしれないけれど、子育てをしているナースが優先して休みが取れるようにしているため、独身であったり、子育てをしていないナースは希望する休みが取れない可能性もあることを示しています。

このような求人に対し、A社だけで情報を集め、「今よりも休日が多い!」として就職したにも関わらず、いざ就職したら「子育ての人が優先で、全然休めない!」と不満を覚えてしまうのです。

より情報を多く集めることで、求人情報の裏を読むことができます。
結果、より自分の希望にあった職場を選ぶことができるのです。

が、それを行おうとせず、転職先を決めてしまうことで、転職後、「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう看護師さんは、残念ながら多くなっています。

明確な目標を持たずに転職している

看護師の中には、転職にあたって明確な目標を持たず、「なんとなく」という理由で転職してしまう方がいます。

残念ながら、明確な目標を持っていない場合の多くは、転職に対し失敗してしまったと感じる看護師さんの割合は高くなっています。
看護師が転職するにあたっては、デメリットも存在しています。

そのうちの一つとしてよく言われているのが、「クリニカルラダー」です。
現在、多くの職場が採用しているクリニカルラダーですが、転職にあたっては、それまでの職場の評価は反映されないため、多くの看護師が転職先ではクリニカルラダーが下がってしまいます。

ラダーが下がることで、それまで任されていた責任ある仕事から外されたり、新卒から同じ病院に勤務している同じ経験年数の看護師に比べて給料が低いなど、様々なデメリットが出てきます。

クリニカルラダーの他にも、「病院のシステムについて、一から覚えなおさなくてはいけない」「自分が経験したことのない領域に配属される可能性がある」など、転職については様々なデメリットがあります。

転職に対して明確な目標を持っていないと、これらの転職によるデメリットばかりが表面化してしまうため、「転職しなければよかった」と後悔することになってしまうのです。

転職後について、具体的なイメージができていない

転職をした看護師さんの中には、「転職をすること自体がゴール」となってしまっている方がいます。

しかし、転職はあくまで看護師人生の中でのきっかけであり、新たなスタートです。

転職したことに安心してしまうと、せっかく頑張って転職した職場でうまくなじむことができず、そのままずるずると再度転職を検討してしまうといった流れになってしまいます。

転職で失敗しないために、転職を検討する前にやっておきたいこと

転職を失敗した看護師が見落としていたこれらのポイントですが、では実際に転職で失敗しないために、どういったことをやっておくべきなのでしょうか?
転職を決意するまでにぜひ検討していただきたい項目を、まとめました。

本当に今の職場ではその目標を達成できないのかを検討する

転職を検討するには、それぞれ何らかのきっかけがあるはずです。

「子育てと仕事を両立できない」「新たな資格がほしい」
こういったきっかけに対し、まずは「今いる職場では、その悩みや希望を本当に叶えることができないのか」について、検討してみましょう。

子育てと仕事を両立できない、という悩みの場合は、自分が転職するのではなく、旦那さんなど、家族の協力をもっと得る方法を探る必要がありますし、新たな資格がほしいと思った場合には、その資格を取得するために今の職場ないで異動できないか、をまず検討します。

一つの方法ではなく、より様々な方向から「今の職場では、今の自分の悩みや目標を達成できないのか」について、十分に検討しましょう。

職場を選ぶ際、「長く働くことができる」かどうかを検討する

看護師として働くにあたり、採用者が必ずチェックする点の一つに、「転職回数」があります。

転職回数が多ければ多いほど、「せっかく採用しても、すぐにまた転職してしまうかもしれない」という懸念から、採用を見送られてしまう可能性もあります。

よって、転職にあたっては、自分の今の希望がかなえられるかの他に、「職場を変えることで次の職場では長く働けるのかどうか」についても十分検討しましょう。

例えば子育て中で、もっと子育てに対して理解がある職場に転職したいと考えている場合、転職することで本当に子育てと仕事を両立できるのかについて、再度考えます。

転職するには、自分はもちろんのこと、子どもにとっても新たな環境に慣れるという試練を与えることになります。

両立させるためにと転職した結果、「やっぱり両立できなかった」となってしまうと、転職した意味がなくなってしまうので、より注意が必要です。

転職先の「悪い部分」も十分に見るようにする

どんな職場でも、100%自分に合う職場というのはありません。

いいと思っている職場でも、自分にとってデメリットとなる部分は必ずでてきます。

求人情報を見て、「いいなぁ。私もここで働きたい」と想像していたにも関わらず、実際に働いてみると次々と悪い面が見えてきて、「あれ?こんなはずじゃなかったのに」と考えてしまうことがあります。

こういったことにならないよう、事前に必ず「転職先の悪い情報についても仕入れておくこと」が大切です。

例えば、転職にあたってはできる限り職場の「離職率」を調べてみる、という方法があります。

私が新卒で入職した某大学病院は、全国的にも有名な病院だったので人気も高く、毎年たくさんの看護師が入職するのですが、一方で人気がある分「看護師の選別」が行われており、新卒での離職率が当時50%を超えていた、という例もあります。

このように、離職率によってその職場が働きやすい環境かどうかが、ある程度把握することができるのです。

また、子育てに優しい職場を目指し、24時間の院内保育所&病児保育を併設しているとしても、この福利厚生があるために、夜勤ははいらなければいけないことになっていたり、子どもが病気になっても、病児保育の利用を勧められて自分は出勤を迫られる、といったケースもあります。

転職時には良い面ばかりに目が言ってしまいがちですが、あえて「悪い面」を探し、検証するように心がけることで、転職の失敗を防ぐことができます。

最後に

看護師は求人数が多いために、「嫌なことが合ったらすぐに転職すればいい」と考えている看護師さんも一定数います。
しかし、そういった看護師さんたちこそ、転職でのデメリットから目を背けている結果、いつまでも腰を落ち着かせることができず、渡り鳥のようにたくさんの職場を渡りあるく羽目になってしまうのです。
転職に失敗しないためにも、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にしてくださいね。

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