看護師の転職、一番良い時期と転職すると損する時期は?

時期を調べる看護師

新聞の折り込み広告やネット上で看護師求人を検索してみたことはありますか?

実際に検索してみると、一年中たくさんの求人がヒットします。
そこで、「看護師はいつでもどこでも転職できる」と思ってしまいがちです。

しかし実際には、看護師が転職するにあたり、「転職すると損する時期」と「一番転職してよい時期」が存在しています。

また、自分が転職を希望していても、職場が退職を認めてくれないために、転職の時期がずれ込んでしまう、ということもあります。}

そこで今回は、実際に転職経験のある看護師が、転職してはいけない時期、一番転職してよい時期について、そして希望する時期に前職を退職するためのコツについて、解説します!

転職してはいけない時期って?

私は卒後1年、4年の計2回、転職を経験しました。
この2回の転職において痛感したのが、「転職してはいけない時期がある」ということです。
転職してはいけない時期に転職したばかりに、しなくていい苦労をしたことも…。
そこで、経験を元に導き出した「転職してはいけない時期」について、経験年数毎にご紹介しましょう!

看護師1年未満の転職

新卒として入職した看護師が転職を検討している場合は、最低でも「1年は転職しないこと」をお勧めします。

実際に私も卒後1年で転職をしたのですが、職場で何を言われても一年間は我慢した結果、転職先でも「一年間、よく頑張ったわね」という評価を受けることができました。
ほとんどの職場では、新卒の看護師に対しては一年を通しての教育プログラムを立てています。
この途中で転職してしまうと、転職先でも「この子はどこまでができて、どこまでができないのか」という客観的な評価をすることができず、どうやって指導してよいのかわからなくなってしまうのです。

また、1年未満で転職してしまうと、転職先では同じ年に入職した看護師と差がついてしまうことで、病棟内において孤立してしまう可能性も高くなってしまいます。
1年未満の場合は、看護技術も知識も未熟であることも考えると、1年未満での転職はお勧めできません。

看護師1年以上3年以下の転職

看護師1年以上3年未満の場合は、「年度の途中で転職」することはあまりお勧めできません。

というのも、3年未満の場合はやっと一人の看護師として働けるようになってはいるものの、今までの環境に合わせた技術や知識しか持ち合わせていないため、新しい環境になじむまで時間がかかってしまうからです。

また、多くの病院において看護師1年以上、3年未満の看護師に対しては新卒から継続して研修を実施している世代でもあります。
よって年度途中だと同じ経験の研修も途中からの参加となり、同じ経験年数の看護師と差が開きやすくなる、というデメリットもあります。

看護師4年以上の転職

看護師4年以上の方の場合は、看護師の経験が3年以下の方とは対照的に、「4月」の入職はお勧めできません。
というのも、4月は病院にとって、新卒や新たに入職した方への教育が忙しく、4年以上の経験がある人の指導は後回しとなってしまうからです。
これは経験があればあるほどよく見られることで、中にはまだ病院内のシステムもよくわかっていない中、夜勤ができるメンバーの一人として勤務の中心が夜勤になってしまったというケースや、入職後数週間ですぐにリーダー業務の指導が始まるなど、仕事に慣れる前にメンバーの一人として過度に期待されてしまう可能性があります。

経験年数別の転職におススメの時期

転職してはいけないor避けた方が良い時期について、ここまでご紹介してきました。
では逆に、転職すべき時期についても、ご紹介します!

看護師1年未満のあなた

看護師1年未満の場合には、翌年の「4月」入職を目指す事をお勧めします。
4月開始ならば、院内での研修にも参加しやすく、また病院見学なども同時に行えるため、スムーズに仕事を覚えることができます。
また、状況によっては、再度新卒として再教育を受けることも可能です。
1年で転職しなければならないというストレスは大変なことですが、この時期を乗り越えることで、看護師として働く楽しさややりがいが見つけられるかもしれません。
また、どんなに辛くても1年間は頑張れた、という経験は、きっとあなたの武器になるはずです。

看護師4年未満のあなた

看護師4年未満の場合、お勧めなのは「4月、または10月」です。

看護師として経験を積めば積むほど、「ボーナスをもらってから辞めたい」と、6月、12月に辞めてしまう方も多いのですが、看護師としての経験が4年未満の場合、新しい職場においては再度ある程度指導を受け、仕事に十分なれる必要があります。

この時期の看護師はたしかに一通り働けるようになっているのですが、一方でそれまでの職場で培った経験しかないため、自分では当然だと思っていたことが実は違う、ということも多くあります。
こうした自分の癖を修正するためにも、新しい職場において十分な指導を受ける必要があるのです。

4月と10月は、職場内でも異動がある時期なので、他の時期に比べて異動した人とともに、病棟内の研修などを受けることができるので、よりスムーズに仕事を覚えることができます。

1年未満の方は再度研修を受ける必要があるために4月入職をお勧めしていますが、4年未満の場合はある程度経験もあるため、10月の異動の時期に合わせての転職もおすすめできます。

看護師4年以上のあなた

4年以上の経験がある場合には、「7月から3月」の転職がお薦めです。

この時期はどこの職場も4月に入職した方の研修や指導が忙しく、4年以上の経験がある方まで、十分な指導をする時間がないことがほとんどです。
7月以降ならば、ある程度職場も落ち着いてくるころなので、仕事になれるまで、十分なフォローをもらいやすくなっています。
なお、看護師4年以上の場合は多くの方がボーナスをもらってから辞めたいと、6月、12月に辞め、7月、1月に入職するという方も多くなっています。
この時期に入職することで、次回のボーナス査定が満額となるケースも多いので、ボーナスを満額もらうということを狙うのならば、1月、7月がおススメです。

自分が希望する時期に退職するために

転職する場合には、転職の時期を検討するとともに、前職を希望する時期に合わせて辞める必要があります。

しかし、どの職場も看護師不足が深刻であることから、辞めるまでにある程度期間を要することも考えられます。
そこで、自分が希望する時期に退職するために、事前に準備しておくべきことについて、解説します。

就業規則を確認する

法律上、退職にあたっては退職日より1か月前に申告すればよいということになっています。

しかし、就業規則によって「〇か月前に申告」と記載されていたり、就業時のパンフレットにおいて「〇か月前に、事前に報告するように」などと記載されている場合に、その期間よりも前に申告しないと、受理されない可能性が高くなっています。

転職を検討する場合には、事前に職場の就業規則やパンフレットを確認し、最低でもどれほどまでに退職を申告しなければいけないかを、確認しましょう。

師長へ報告時、部長との面談日をセッティングしてもらう

看護師が病院を辞める際、ほとんどの職場では師長に報告した後、部長と面談をする必要があります。

残念ながら、師長に退職の旨を伝えたにも関わらず、全く音沙汰がなく、退職の話そのものが流されてしまった、というケースは珍しくありません。

師長に退職の話をする際には、必ず一緒に部長といつ面談できるのかを確認し、師長で退職話が止まらないようにしましょう。

部長との面談において、すでに転職先が決まっていることを説明する

部長と面談する理由は、「今の職場に残ってもらうように説得するため」です。

よって、この時部長が「これ以上は引き留めができない」と思われた時、初めて退職の話が進むことになります。

部長と面談をするにあたっては、すでに転職先が決まっていることを説明し、「引き留めが難しい」と思ってもらえるようにしておくことが大切です。

最後に

看護師は、資格さえあればどこでも働けると思われがちですが、実際には職場ごとに細かい決まりがあり、環境に慣れるまでには一定の時間を要します。
よりスムーズに新たな職場に慣れるためにも、ぜひ「転職に適した時期、適していない時期」を参考にしてもらえたらと思います。

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